ピアノの即興演奏ってどうやって弾くの?

ピアノの即興演奏ってどうやって弾くの?

何もないところから即興演奏をするのは難しいので

とっかかりは「型」からはじめると良いです。

 

 

この記事ははじめて即興演奏をやってみたいと思うけれど、

何からはじめたら良いか解らないという人に読んでいただけたら嬉しいです。

 

本記事の内容

1.型から始める。型ってなに?

2.衝動(心の動きを音に変えて?)

3.音楽のフェチの部分を探す

4.深掘りしていく方法

 

この記事を読むことで

即興演奏をするために何からはじめて、どういうふうに練習していけば良いかまでを

具体的にイメージすることが出来ます。

 

 

型ってなに?

即興演奏するってむづかしそう!

 

確かに何もないところから即興しようと思ったら難しいです。

はじめは型から始めると良いと思います。

型ってなに?

 

これまでに色んなピアニストが弾いてきた音の塊のパターン、リズムのバターン、

使うメロディの言い回しのパターンに分けられるものです。

 

 

その中でも音の塊のパターンが一番はじめるのに入っていきやすいです。

 

では音の塊のパターンの例を弾いてみますね!

ちょっと複雑で何がどうなっているか解らないです!

 

 

実は今弾いたものは、ぜんぶ同じ音の塊が素材となっているんです。

こちらの図を見てください。

これが音の塊のパターンなんです

 

 

他にもこんな音の塊のパターンがありますよ。

それぞれ塊の音から2つずつ音を選んで、

小指と親指で レド→ソファ→ドシ→ラソ

と押さえてみてください。

 

 

右手は白鍵の中から音を選んで押さえてみましょう

左をジャーンと伸ばした音で、右手を動かしてみてください。

 

左手で音を押さえたとき、右手を動かしたいなあと思わなかったですか?

あるいはリズムを刻んでみたい、とか両手を動かしてみたいとか。

実は即興をやるのに一番大事なのは、こうしたいという気持ち「衝動」なんです!

 

次は衝動についてです。

衝動(心の動きを音に変えて?)

きっと左手で音の塊のパターンをジャーンと押さえた時に、次こう動かしてみたいなあという心の動き(衝動)が出てきましたよね。

どんな衝動にかられましたか?

 

右手で駆け上がりたい

右手でポロンポロンと音を押さえたい

今度は右手をジャーンと押さえてみました。どう動きたくなりましたか?

 

左手を動かしたい!

 

両手を一緒に動かしてみたいと思うかもしれないですね

リズムを刻んでみたいと思いました?

 

演奏中の僕の衝動を乗せてみました笑

この衝動の連続を実際に音に変えていくことが即興演奏なんです!

音楽のフェチの部分をさがす

型といっても選択肢が膨大すぎて手をつけられない!

 

 

そこであなたの音楽で好きな曲、好きなアーティスト、を教えてください。

そこから好きな部分を掘り下げてみましょう。

 

たとえばラーメンが好きだったとして、細かい好きな部分がありますよね。

麺はバリカタがいいとか。

豚骨スープはちょっと重いから、魚出しのあっさり醤油ベースがいいとか。

ネギは多めが良いとか。

 

そんな風に好きな音楽を細かくみていきます。

 

 

仮にセルジオ・メンデスの曲 Mas Que Nada が好きだったとします。

調べるとジャズ、ボサノバと書かれています。

 

この繰り返される音の塊が好きだなあ。

リズミカルの感じが好きだなあ。

明るい感じが好きだなあ。

 

 

ここまでもじゅうぶん音楽の好みが絞られてきました。

 

セルジオ・メンデス

Mas Que Nada

ジャズ、ボサノバ

繰り返される音の塊

リズム

明るい響き

 

1曲だけが好きってことはないので、数曲この作業を繰り返して好みを細かくみていきます。

 

いやいや、もちろん1曲だけでも十分です笑

自分の好きな音楽の傾向がわかったら、次は深掘りです。

深掘りしていく方法

A ネットの場合

1 、好きなアーティストや曲名を検索して、どんな音楽の種類が好きなのか調べる。

2 、音の塊の移り変わりを調べる。音楽用語でコード進行を調べる

 

先ほどからずっと「音の塊」と書いてきましたが、音楽用語で「コード」と言います。

以下コードと書きますね。

 

たとえば マシュケナダ コード Mas Que Nada chord と調べます

いくつかの好きな曲のコード進行を書き出して同じコード進行のところを抜き出してみてください。

 

「同じコード進行」

 

そうです。この「同じコード進行」があなたにとって必要な型「コード進行」です。

 

ここまで見つけれない人は、好きなアーティストや曲名を検索して、どんな音楽の種類が好きなのか調べて

その音楽の種類の 「定番コード進行」 と検索してみてください。

3、コード進行が見つかったら、コードの一番上と一番下の音を左手で押さえてみてください。

 

例えばDm7(レ、ファ、ラ、ド)だったら

左手の小指で レ

左手の親指で ド

を同時に押さえる感じですね。

 

Dm7→ G7 → CMaj7 → Am7 というコード進行だったら

左手で下から レド → ソファ →ドシ →ラソ を押さえてみてください。

 

 

何か動かしたい音を埋めてみたいという衝動に駆られたでしょ?

これで即興演奏をするのに何をはじめたら良いという準備が整いました。

B 本の場合

 

ジャズ、ファンク、ソウル、ポップスなどは市販されている本があります。

本の中身はメロディとコードのみが書かれています。

1、好きな曲、好きなアーティストの曲入っている本を選ぶ。

2、いくつかの好きな曲のコード進行を書き出して同じコード進行を抜き出してみる。

3、コード進行が見つかったら、コードの一番上と一番下の音を左手で押さえてみてください。

 

右手で衝動に駆られたとおり、指を動かしてみてください。

デタラメでも大丈夫です。心が動いた通りに音を変えていくというのが即興演奏なんですから。

C レッスンを受ける場合

 

講師の方のプロフィールやyoutubeなどの演奏動画を見て、自分が好きな音楽に近い人を探してくださいね。

また相性もあるので、このピアニスト、講師に習ったら良いですよ、というのはありません。

 

 

しかしこれだけは習う先生に伝えておいた方が良いですよというのはあります。

音楽の好み、フェチの部分ですね笑

 

そして好きな音楽どんな型になっているのか、

そこから即興演奏できればというところまで伝えられれば100点です。

 

 

僕の失敗談なんですが、

大学生の時に即興演奏をするのにジャズをはじめたら良いに違いないと思い習いに行っていました。

コード表を丸暗記しようと通っている場所までの 1時間20分の電車の距離を

コード表を丸暗記しようと単語帳のようにファイルして暗記しようとしていたり、

周りがどんどん弾けていくのに、習得が遅くどうしようと焦って、

難しい曲が弾ければ追いつくだろうと、難解な曲の練習ばかりをしていたり、

理論書で用語の読み方、どういう意味かを理解するのにほとんどの時間を使ってしまっていました。

 

これらのやり方はどれも即興演奏で大事な、

こう弾きたいという衝動から遠ざかっていましたね。

ず〜いぶん長いこと弾けない期間を過ごしておりました。

 

 

今になってわかるのですが、この時の自分にアドバイスするとしたら

好きな音楽、深掘り、こうしたいという心の動き、この順番ですね。

 

 

いかがだったでしょうか?

即興演奏をするために

好きな音楽を見つけて、それを深掘りして型を知った後に、心の動きを音に変える

という具体的な流れをイメージして頂けたかと思います。

 

深掘り、心の動きを音にするって簡単に書きましたけど、そんな簡単に行かなくてむしろ大変だと思います。

でも即興演奏って少しづつ少しづつ自分の心の動きに近づいていく過程が楽しいんですよ。

ぜひ楽しんで取り組んでみてくださいね。

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