コードの譜面、ピアノで左手をどう動かす?

(ピアノソロ編)

メロディとコードが書いてある譜面を弾くとき、左手をどう動かして良いか分からないという人が多いのではないでしょうか?

 

右手のメロディに対してどうアプローチするか?

ということに視点をしぼって各アプローチを紹介していきます。

ポイントはメロディ「主人公」を活かす「脇役」左手!!!

 

本記事の内容
1メロディを支える

2メロディにアクセント・リズムをつける

3メロディを分厚くする

4メロディに新しいメロディを左手でひく(オブリガード)

5メロディを目立たなくさせる?

この記事を読んで左手アプローチにどんな手法があるかイメージする手助けになれば嬉しいです。

 

 

1メロディを支える

アルペジオでメロディを支えてみましょう

 

メロディに対して左手がどうアプローチしたか
分かりやすいように赤で書いています。
青の部分は右手でメロディに付け足した音です。
譜面が読める方は弾いて見てくださいね。

 

難しかったらメロディと左手の赤く書いた部分だけでも雰囲気はイメージできると思いますよ。

 

 

題材で使っている曲は<生命の奇跡>の一部分をアレンジしたものです。

この曲はUSJのCMで流れていた曲です。

お父さんが小学低学年の娘を連れてきて

『あと何回いっしょに来れるだろう』という台詞のバックに流れるこの曲は印象的でした。

英国少年合唱団『Libera(リベラ)』が歌っているんですね。

 

シンプルなメロディにアルペジオが合いますね。

2拍1コードのところにアルペジオを使っていますよ。

 

 

メロディをアルペジオ+コードで支えてみましょう

 

 

<Alfie>の冒頭の部分を取り上げてみました。

バートバカラック作曲でjazzでもよく演奏されるバラードです。

 

アルペジオのフレーズの最後が和音になっているのに着目してください。

しっかりとした響きでメロディを支えていますね。

 

 

憂いがあるメロディをより切なく演出してみましょう

 

 

しっかりと支えてしまうと憂いさが消えてしまいますね笑

メロディに対して左手はかぼそく接してみましょう。

 

 

<you raise me up>の中の旋律から一部分をアレンジしてみました。

讃美歌のような美しいメロディです。

 

アルぺジオは必要最低限の音づかいにしました。

音が2音しか使っていないところに着目してください。

 

 

さりげなく支えてみましょう

 

 

ビリージョエルの名曲<just the way you are>の冒頭部分を取り上げてみました。

 

1小節目の左手の動きに着目してください。

2拍目と4拍目のところです!

次に動くコードの間をさりげなく1音で繋いでいますね。

 

 

2メロディにアクセント・リズムをつける

リズム感のあるメロディの場合、左手もリズミカルにお相手したいですね。

 

 

メロディの合間をぬって和音でアクセントをつけています。

Jazzの名曲<Daahoud>の最初の冒頭の部分を取り上げてみます。

トランペット奏者Clifford Brownの作曲です。

 

アフタクトで始まるスピード感のあるこのメロディから入りフレーズが終わったところに和音でアクセントをつけています。

 

 

こういう付け方もありますよ!

一拍半のアクセントで

 

 

シンプルだけどリズムを出すのに効果的なアプローチですね。

60'sポップスを代表する名曲<sunny>の冒頭部分を取り上げて見ました。

 

 

ボサノバ風の伴奏をを左手で!

 

ボサノバの名曲<O Barquinho (Little Boat)>の冒頭の部分を取り上げました。

 

 

 

3メロディを分厚くする

 

メロディを左手でユニゾンして分厚くしてみましょう!

 

Jazzバラードで演奏されることが多い<nearness ob you>を取り上げて見ます。

単純ですが分厚く聞こえますね!

 

 

さらにユニゾンの音と音の間に和音を入れてみましょう

ずいぶんどっしりとした響きになりましたね!

この奏法のことをブロックコード奏法とも言います。

 

 

4メロディに新しいメロディを左手でひく(オブリガード)

 

 

ノラジョーンズの<don’t know why>からの一部分を取り上げます。

サビに入った瞬間なのですが分かりますでしょうか?

 

Am7のところの左手の音です。

ラの音から半音ずつ降りてきています。

綺麗ですね!

 

 

アルペジオに先ほどのラの音から半音ずつ降りていく音を組み込んでみました。

 

アルペジオ+メロディの組み合わせですね!

 

内声を動かす

 

いろんなジャズピアニストの名演があるバラード<my one and only love>を取り上げて見ます。

譜面を見て一番上と下の音を外声、中の音を内声と言います。

内声をうまく動かすとメロディが引き立ちますね。

 

ここでは1小節目のCm7のところ、3小節目のAb△のところの内声を動かしています。

 

 

5メロディを目立たなくさせる?

?としましたが、メロディが右手や左手に散りばめられていてはっきりとは聞こえてきません。

でも全体としてそれらしい感じが伝わりますね。

ちょっと難しいアレンジになりましたが

曲は日本人だったら皆さんおそらく知っている<おぼろ月夜>です。

 

 

 

いかがだったでしょうか?

主人公を活かすのが「脇役」左手!

 

 

イメージ出来ましたか?

メロディを支えたいのか、

メロディをリズミカルに聞こえるようにしたいのか、

メロディを太くしたいのか、

メロディと掛け合いをしたいのか、

メロディを埋もれさせたいのか 笑

 

今回は各アプローチの紹介まででしたが、それぞれの奏法を詳しく書いていきますので今後書く記事もぜひ見にきてくださいね!

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